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空き家改修事例

ここでは、「空き家・中古住宅リフォームコンテスト」に応募いただいた事例をご紹介しています。

事例
鳥越・時を継ぐ家

空き家・中古住宅を購入・改修した経緯

施主は東京在住で、幼少期を佐賀県鳥越地区の本物件で過ごした。
佐賀に住む叔父が管理していた築150年の古民家で、叔母が一人暮らしをしていたが、数年前に事故で亡くなり空き家となっていた。
家族の思い出と歴史が詰まった家を手放すことなく、第二の人生の拠点として再生し、再び人の暮らしを取り戻すため改修を決断した。

 

工夫した点・アピールポイント

150年の歴史や家族の記憶を消さないことを第一に設計を行った。
躯体や古材は可能な限り残し、九州産杉材や珪藻土など自然素材を用いて仕上げている。
古民家特有の構法を尊重しつつ、耐震・断熱性能を現代基準まで高めることで、古さと新しさが共存する空間を実現した。情緒と安心感を両立させた点が大きな特徴である。

苦労した点

築150年という建物の特性上、解体後に初めて判明する歪みや腐朽も多く、設計通りに進まない場面が多かった。
古材を残しながら耐震性能を確保するため、構造計算と現場調整を繰り返し行い、職人の経験と判断が求められた。
また、伝統工法と現代性能を両立させるため、工法選定や納まりには特に苦労した。

 

空き家・中古住宅を利用してよかった点

新築では得られない歴史や記憶をそのまま受け継ぎながら、快適で安心な住まいを実現できた点が最大の魅力である。
施主にとっては幼少期の思い出が蘇り、先祖代々守られてきた家への感謝を日常的に感じられる住まいとなった。
空き家を再生することで地域の景観と記憶を守り、次世代へつなぐ価値ある選択となった。

 

 

BEFORE AFTER

 

 

 

物件詳細

物件建築時期 築150年ほど
改修工事期間 1年1か月
費用(改修工事費) 50,000,000円
改修後の用途 別邸
主な改修内容 築150年の古民家の屋根を残し、スケルトン状態にして躯体のみとし、歪みや沈下をジャッキアップにより修正した。
基礎は全て土間コンクリートで改良し、腐朽部は根継ぎなどの伝統工法で補修。
古材を最大限活かしながら、構造計算に基づき耐震・免震の両面から補強を行った。
断熱は壁内通気を考慮し厚手のグラスウールを使用し、サッシも高性能なものに更新した。
設計を一から見直し、間取りも施主のライフスタイルに合うものに全体を大きく変更した。

設計・施工者情報

設計・施工者 埋金木工所株式会社
ホームページ https://www.umegane.com/(外部サイト)
メールアドレス umegane@umegane.com
電話番号 0942-92-2957

 

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